陰キャだって旅がしたい!

海外逃亡したいメンタル豆腐系女子大生が書く

さわやかな孤独

飛行機の中で思うこと。

 


もう戻れない。飛行機の中でいつもこう思う。

 


それはどんなに近い場所でも思うし、パッケージツアーでもバックパックを背負っている場合でも。

 


もう戻れない、という心の声にはいろんな感情がこもっているように思える。

 


旅への不安、家族や友人と別れる寂しさ、でもその中に日常のつまらない鬱屈した気持ちを脱ぎ捨てられるような、つまりある種のさわやかな孤独感を感じる。

 


日本にいると自分は社会的な身分と家族的な歴史と他者からの認識で成り立っているように感じるが、旅ではそれらを脱ぎ捨てることができる。

 


その結果、潔さというかなんというか、自分には本当にこの身体しかない、身体しか持っていないという気持ちになる。

 


その理由を考えて見ると、一つ案が浮かんだ。

 


人間はまだ火を持たなかった頃から獲物を追って日々旅をして生きてきたわけで、旅をするのが当たり前だった。

 


そのあと農耕が始まって定住するようになって、人間関係や社会の関係もより重要に、濃密になっていったわけだけど、旅をするっていうことは原始の時代をある意味思い出させるのかも。

 


つまり身体>心の時代に。

 


だから旅に出たらいつもより身体の声を大切にしないといけないなぁと思う今日の飛行機の中でした。

 


エアロフロートから

 


快子